アイアンクリニック Dr. KojimaのQ & A
Dr. KojimaのQ and A

私の友人で私も色々と相談に乗っていただいており
熱心なトレイニーでもあるDr.KojimaのQ and Aコーナー
を作りました。
過去のQ and Aの中からいくつか紹介させていただ
きます。
私も参考にさせていただいています。皆さんの参考
になれば幸いです。
ミスター・オリンピア会場でショーン・レイ氏とDr. Kojima

☆ドクター小島のホームページができました。「筋肉ドクターのアイアンクリニック」☆2005年1月☆

頚椎椎間板ヘルニアとトレーニング(2004.8)
はじめまして。
年齢33歳、男、ようやくウェイトトレーニングを始めてられて(三日坊主)2ヶ月経った者です。
先日、右背中のみ筋肉痛(ゾウボウキン下・肩甲骨の近く)のような違和感があり、気にしないで週に三回、一回一時間ぐらいの全身の筋トレを続けていましたが、上記違和感より一週間ほどで、右手先の人差し指・中指の痺れも始まり、最初は寝相が悪かったのだろうと考えましたが、二日経っても痺れがとれず、三日目には左手先の薬指・小指にも痺れが始まり、頭からの痺れだと怖かったので、脳神経外科で診てもらいました。内容はレントゲン・CT・MRIを撮り、結果頚椎椎間板ヘルニアとのことでした。ようやく、トレーニングを続けられだして体型が少しずつ変わり、張り切っていた矢先、もう筋トレできないのか(医者からトレーニングも原因かもしれませんねと言われ、それを嫁さんも聞いており、家族みんなに筋トレするなと言われ・・・)、腕相撲で勝ちたい相手に勝てないのかと残念(?)なのと、症状が酷くなるのか、緩和するのかちょっと不安です。
ヘルニア持ちでもトレーニングしている方もしくはヘルニアを治した方をご存知でしたら、どのようなことをしたらよいのか教えていただければと思い連絡させていただいた次第です。
横山さん、はじめまして!!BIG TOEです。
私は医者ではありませんので意見をのべることは出来ませんので、知り合いの整形外科の友人に尋ねてみました。参考になれば幸いです。ヘルニアがあるないにかかわらず健康に反する運動はよくないですし、痛みが出たり(トレーニングによる筋肉痛は別ですよ)運動によってひどくなるようなら、そのような運動は避けるべきと思います。
以下は、その友人の考えです。

頚椎椎間板ヘルニアについてですが、以前よりお話ししていることと重複しますが、変性疾患である椎間板ヘルニアのような慢性疾患については生活習慣に依存するところが多いと思われます。
ここで、一般的な医学知識的に言うと頚椎椎間板ヘルニアが神経の脊髄もしくわ神経根を圧迫して、脊髄が圧迫されれば中枢神経がやられる痙性と言ってカクカクしたような動きの麻痺が起こり、神経根が圧迫されればその神経に一致した領域に弛緩性の麻痺が起こると言うことです。椎間板が変性し圧迫されることによりヘルニアが飛び出るというのが普通に説明されることではないでしょうか?
しかし、最近EBM(evidence based medicine)といって本当に根拠が正しく治療が有効かを統計的に調べられる傾向がありますが、椎間板ヘルニアは圧力を受けない四足歩行の脊椎動物にも見られ、圧迫を除去する牽引と何もしないのとを比較しても結果が変わらないと言われていますし、痛みの原因としても神経が圧迫されたからと言って、決してその領域に痛みが出るとも言われていません。神経の圧迫をとる手術をしたのとしなかったのでは、短期的な成績は手術が勝っていますが、長期的にはそれほど変わらないとも言われています。MRIでの検査所見と症状が一致しないことや圧迫がなくても同様の症状を訴える患者さんがいることも整形外科の中では常識になっています。確かに急性の頚髄損傷になる方は急激に神経に圧迫や牽引がかかり神経が損傷するわけでそれにより麻痺は損傷レベルに一致しますし、医学的になんの疑問の余地もありません。しかし、慢性的な圧迫によるものでは圧迫があるからと言って症状のない方もおられますし、また、何もなくても同様の症状が出現する場合があります。痺れや痛みの症状が出たからと言ってその時にヘルニアが出現したわけでもないと思われますし、ヘルニアが自然消失する場合もあります。
結果的には現在医学的に慢性疾患の痛みに対して出きることと言えばその場しのぎの対症療法のみかと思います。よほどひどい進行性の麻痺があり所見と一致する場合のみ手術適応にすべきだと僕は考えています。
結論として、運動しても良いかと言うことですが、確かに急な衝撃が加われば脊髄損傷が起こる可能性は変性疾患がない人よりは可能性が高いかもしれませんが、積極的に安静にすれば治るとか、運動すれば悪化するという根拠はどこにもないように思います。まだ若い方であることを考えると今から運動を禁止することは更に生活習慣病になる可能性を不必要に高くするだけで、出来る範囲で運動することは利になっても害になるようなことはない気がします。運動がストレスになるほどやり続けるようなことをしなければ心配ないと僕は患者さんに説明しています。
病気になる人とならない人で生活習慣で異なることと言えば、食事(栄養)、運動、休養(睡眠)、精神的なもの、の何処かに問題があったと考えるべきなので運動をしなかった人がするようになることは良いことだと思います。あと、変えれるとすれば周りの環境くらいですか?(Kojima)
以上です。私の知り合いのボディビルダー、パワーリフターにも椎間板ヘルニアの人を3人知っています。しかし、彼らはマニアックな連中ですから真似はおすすめできません。家族の方に心配をかけないように健康を一番に考えてできる運動を行なえばいいのではと思います。
ただ、この基準、判断はご本人とかかりつけのお医者さん(出来ればスポーツに精通している方がよいでしょう)でおこなうべきですね。
BIG TOE

腰痛とトレーニング(2003.5)
始めまして、スポーツジム、腰痛等で検索したら、こちらにたどり着きました。
教えて欲しい事があるんですが、自分は15年程前に椎間板ヘルニアの手術をしました。経過はよく、かなり激しい肉体労働などもやっていました。
しかし仕事を変えたとたん、ときどき腰の調子が悪くなる事がありそのつど整形外科で電気治療や牽引あと飲み薬をだして貰う。という治療を繰り返してきました。
そして、痛みがひけば仕事も生活も不自由なくやっていたのですが、半年ほど前に、椅子に座っていたら背中から腰にかけてピリピリと電気が走ったのです。
またやったな(もうこうゆうのには慣れている。)と思っていたらあんのじょう、3日程動けづ、4日目にまた整形外科に行きました。
レントゲン(MRIではなく普通の)を撮って見たところ、へその辺りで背骨がS字カーブしているのです。
骨盤の高さも右側が少し下がっているようです。
(医者が言うには手術しなければいけない、ということはないそうです。)

そして今回は、激しい痛みがひいても、完全に良くならないのです。
四六時中、痛くてたまらんという訳ではありませんが寝返りを打ったり、車の乗り降りをするときに、腰にズキッという痛みがあります。

医者が言うには腹筋を鍛えてバランスよく筋肉を付ければ骨はまっすぐになる。ということです。

こんな不快感な状態が何時までも続くのは私も嫌なのでこの際スポーツジムに通ってプロテイン飲んでバランスよく筋肉を鍛えてみようかなと思っているんですがこんな状態では辞めといた方がいいんでしょうか?
それともやって大丈夫でしょうか?
(N)
半年ほど前に、椅子に座っていたら背中から腰にかけてピリピリと電気が走ったのです。またやったな(もうこうゆうのには慣れている。)と思っていたらあんのじょう、3日程動けづ、4日目にまた整形外科に行きました。
レントゲン(MRIではなく普通の)を撮って見たところ、へその辺りで背骨がS字カーブしているのです。
骨盤の高さも右側が少し下がっているようです。
(医者が言うには手術しなければいけない、ということはないそうです。)
側彎という状態は、変性疾患(加齢変化)で曲がってくることもありますが、疼痛性側彎といって痛みのために側彎という状態になることもあります。今回のはこのどちらかと思われます。
痛みが引けばまた、元に戻ってくることもあります。
交通事故での頚椎捻挫(いわゆるむち打ち)でも、頚椎って言うのは生理的には前に凸のカーブ(前彎)がついているモノなのですが、前彎が失われていることがあります(たっている状態)。
もっとも多い側彎は女性に多い特発性側彎って言って原因不明のモノなのですが、基本的に症状がでなく、曲がりが浅ければ問題にはなりません。
(Kojima)

四六時中、痛くてたまらんという訳ではありませんが寝返りを打ったり、車の乗り降りをするときに、腰にズキッという痛みがあります。
医者が言うには腹筋を鍛えてバランスよく筋肉を付ければ骨はまっすぐになる。ということです。
バランス良く筋肉を鍛えると治るっていうのは、まあ、らしい言い方だとは思いますが、なら?どうすればいいかって言うのは言わないところがお医者さんって感じなんですけどね。まあ、僕もそうですが・・・。
さっきも言ったように、痛みが原因で側彎になっているのなら、痛みが取れたらまっすぐになることもあるわけで、まあ、変性疾患で変形してきているのならまっすぐにするのは難しいとは思います。整体とかカイロプラクティックの人は治せるって言うかもしれませんが、手術後の腰に(なんの手術をされたか知りませんが)あまり暴力的にマニピュレーションを加えるのは少し危険な気がします。だから、別に筋肉がアンバランスに発達してきたから曲がっているわけではないと思いますね。
(Kojima)

こんな不快感な状態が何時までも続くのは私も嫌なのでこの際スポーツジムに通ってプロテイン飲んでバランスよく筋肉を鍛えてみようかなと思っているんですが
こんな状態では辞めといた方がいいんでしょうか?
それともやって大丈夫でしょうか?
長年、肉体労働しても問題がなかったなら、今、腰痛があるからといって運動を制限する理由はないと思います。お医者さんも筋肉を鍛えるのを勧めておられるのなら、まず、問題はないと思います。最近の傾向として、腰痛に安静はあまり効果がないって言われているので、耐えれる範囲で運動していくことが勧められています。プロテインはさておき、今まで運動されていないのならして損はないと思います。
(Kojima)

ストレスと頭痛とトレーニング(2003.4)
小島先生こんにちわ。
ここ数ヶ月、ストレスが原因と思われる頭痛に悩まされています。内科、脳神経外科でCTスキャンを始めとする一通りの検査を受けたものの結果はどこも異常なし。
でも、継続的な頭痛と動悸が治らない。大分、体調は良くなったものの、突然おそってくる頭の血管が収縮してフーッとなるような頭痛?がまだ消えません。
ストレスの原因(職場の無能上司)がなくなったわけではないので仕方ないのかもしれませんが・・・(苦笑)。
昨日、今日と、ここのところあったものより長くそんな症状が頻繁に出るので、今日、某有名脳神経外科に行って診察を受けてきました。
その先生によると、首のMRI、レントゲン、症状からすると「首から来ている。第6頚椎と第7頚椎の間、第5頚椎と第6頚椎の間がへしゃげていて、ウエイトトレが原因。ウエイトを辞めなさい。」と言われました。

○重量を持たない。
○あごを持続して上げない。
○首を冷やさない。
○自分にあった枕を使用する。

これを守るようにとのことでした。

首が大事な部分と言うのはよくわかりますが、トレーニングは続けたい。この先生のの忠告は守るべきなのか。迷っています。なにかアドバイスをお願い致します。(T)
【頚椎と頭痛】
神経学的には、頚椎の病気で頭痛が来ることはあり得ないと思います。
頚椎の病気で首から頭が痛いと言っておられる患者さんも、いないこともありませんが、頭痛のみで頚椎の病気を疑うことはまず無いと思います。
診察所見上で腱反射の亢進とか異常反射の出現があれば、中枢神経の障害(頚椎等)を考えたりしますが四肢に痺れがでたり歩き方がおかしくなったりしてますか?

指導された4点ですが、僕のつとめていた前の病院の院長も良くそんなことを言ってましたが、古いお医者さんの経験でのみの発言でどれもが、医学的に証明されたモノではないと思います。
○重量を持たない。
重量を持つ人に頚椎の病気が多いと言うことはありませんが、力仕事をしてきた人に脊椎の変形とかが来やすい気はします(統計とったわけではないので確信はしてませんが)。しかし、肉体労働に耐えるための適応での変形と考えると、それに病的意義があるかどうかは疑問です。実際、変形が強いほど症状が強いと一致しないことが脊椎の病気では多いので、これを根拠に重量物を持つのを制限するのはどうかと思います。
○あごを持続して上げない。
顎をあげないというのは上肢の痺れとかを訴える人が、Jackson testという圧迫テストで上肢の痺れの増強が見られたりするのが頚部を後屈する事で誘発するという理由だと思うのですが、Tさんの場合はそういう事も無さそうなのでどうかと思います。頚椎に変形やヘルニアのある人に強い外力が加わって頚髄損傷が起こる場合でも、アメリカンフットボールでの頚損事故の調査で分かったのですが、顎を引いた姿勢で真上からの圧迫によることが多いことが分かっているので、後屈することが頚椎に悪影響があるとは断言できないと思います。
○首を冷やさない。
首を冷やさないと言うのは、血行をよくすると言うことを目的に言っているのだと思いますが、首を冷やしたから頚椎病変が多いかというとそんなことはないと思います。北に住んでいる人に多いなんて聞いたことがありません。そういえば、首が短い様な体型の人に頚椎の後縦靱帯骨化症が多いと言っている人もいましたが、統計的にこれも明らかかどうかは知りません。一般的に炎症が起こった場合は冷やすのはコンセンサスが得られた治療法ですが、慢性疾患で冷却療法をしているところもあると思うので冷やさないのが絶対的によいとは思いません。ただ、血行が良いところが治りやすいのは確かな事と思います。
○自分にあった枕を使用する。
枕の話ですが、これも、何かこんなに同業者にけちをつけるのは気が引けてきましたが、しっかり調べられてはいないので、これがよいということはないと思いますが、睡眠中は毎日のことですししっかりとリラックスする方がよいことは確かだと思うのであった枕というのが非常に抽象的で分かりにくいのですが、寝ていて気持ちいいのがよいというくらいに考えておいたらよいと思います。

【精神と疾患の関係】
最近、精神と疾患の関係に興味があるのですが、医師の発言一つが病気を作ることも多いと思ういます。重大な疾患や原因不明の疾患のように説明することは、その精神的ストレスや思いこませ(呪い)で、ただでさえストレスフルな社会に生きている現代人のストレスによる治る病気を治さなくしているような気がします。難しい話をするとストレスは、交感神経を刺激してリンパ球系の免疫を下げるそうです。そこへ医者がプレッシャーをかけて更に交感神経刺激状態に陥っている患者さんが少なくない気がしています。

単純に考えて、3,4億年もかけて進化してきた生物である人間が、思いモノを持たず、顎をあげないで、首を温めながら、あった枕を使わないと頭痛で体調不良になるようでは、とっくに自然淘汰されて絶滅していると思いませんか?
(Kojima)

プロテイン摂取は体に良くない?(2002.12)
42歳の男性です。貴HPを楽しみに拝見しております。
貴HPで影響を受け、本年10月中旬から、フィットネスクラブにて、筋力トレーニングとエアロビクスを週2回程度行うようになりました。当初はダイエットが主目的でしたが、やはり筋肉をつけたく、筋トレ後、プロティンを牛乳と一緒に摂取する事と致しました。
ところが、ある方から40歳を超えてプロティンを摂取する事は余り良くないと言われました。体内で消化しきれず、肝臓に負担がかかり、脂肪として体内に残り、脂肪肝となると言われました。体に変調が出ていないかといわれ、確かに便が極端に硬くなっています。ガス(おなら)も多くなっています。
科学的見地は如何でしょうか?是非お教え下さい。(S)
プロテインについての話ですが、まあ、スポーツ医学的には体重1キログラムあたり2グラムとかって言われていますよね。
ボディービルダーの人はもう少し多めみたいですが。
脂肪肝の原因とか言う話は根拠がないように思います
特にBCAAを多く摂る傾向にあるのなら肝臓にとってはよい気がします。

便が固くなると言うのは他の食習慣にも問題があると思います。全体的に言えることですがサプリメントはあくまでもサプリメントで、食事でしっかり自然のモノから栄養がとれている上で保険的にサプリメントは取るべきだと思います。しっかり野菜とか果物とかもとれていれば特に蛋白質摂取量が増えたからと言ってそれのために病気の原因になるとは思いません
サプリメントで摂っているからと普段の食生活が貧弱になることが問題なのだと思います。
良い食事というのも難しいですが、まあ、昔ながらに食べられているモノはやはり良いようです。
後、これだけで大丈夫的な食事には僕は疑問を持っています。やはり栄養の権威の人たちが一様に言っていることは、完全食品はないと言うことです。多種類の食品を摂取することが重要なようです。
厚生省も1日30品目の食事摂取を勧めています。まあ、僕が出来ていないですけど・・・。
こんな感じに思います。

(Kojima)

ヘルニアについて(2003.3)
BBS見せていただいたのですが、ヘルニアが話題になっているみたいなのでちょっと話させていただきます。

僕のヘルニア話としては、'01.8.20にドンキーカーフレイズ中に急性の腰痛として発症しました。1週間くらいたってから右の第5腰神経麻痺(足関節が背屈出来ない、右下腿外側の感覚異常)の症状がでてきたので'01.9.11にMRIを撮ってみたら見事にヘルニアになっていました。

症状的にはその後少しずつ改善していたので、部長に「手術せなあかんな」といわれながらも様子を見て3ヶ月経って症状がかなり良くなったので(殆ど日常生活には支障が無く腰に違和感がある程度)'01.11.26にMRIを撮ってみたらきれいにヘルニアはなくなっていました。

受傷後行った治療としては、受傷翌日に鎮痛剤(非ステロイド成功炎症剤)を飲んだだけでした。後は仕事も動きに支障はありましたが休まずに続けました。トレーニングもできる範囲で重量は落として続けました。
現在、下肢のトレーニング以外は以前とほぼ同じトレーニングが出来ていますし、日常生活では全く支障ありません。スノボとかもがんがんやってます。

現在行われている腰痛治療で有益性が証明されているのは急性腰痛の場合非ステロイド性抗炎症剤(これは僕は飲んだ日に腹痛がでたので一日でやめました。)の内服と活動性を維持する事だけなのです。
その他、接骨院、病院で行われているリハビリや牽引、電気、体操、注射等は有効性は不明で、また安静は有害というのが証明されています(慢性腰痛には牽引も有害といわれています)
病院へ行くともっともらしくこの骨が変形してとか、このヘルニアがあるからと原因を説明しますが、ヘルニアや骨の変形は加齢とともに増えていくのですが、腰痛の患者さんは働き盛りの40代くらいにピークがあるそうです。
このことから、画像所見の異常がはっきりと腰痛の原因であることであるとは断定できず、麻痺等の症状と所見が一致して患者さんのキャラクターに問題がない(海外では性格検査をして手術適応を決めているところもあるようです)場合だけ手術治療が考慮されています。
手術の話ですが、5年経過するとしてもしなくても結果は変わらないと言う報告もあり、現在行われている主な手術適応は前述しましたが、施設により差はありますが、進行する麻痺があり、神経症状と神経所見が一致し、キャラクターに問題なく、患者さんが希望する場合に限られると思います。
腰椎牽引をもっともらしい治療として病院で行われている主な理由は、保険診療で治療として認められているためだと思います。骨折に対する牽引は確かに有効と思われますが、腰痛にはあまり有効性はないのです。
こんな事を言えばどうすれば治るのか?と思われるかもしれませんが、ヘルニアといっても、腰痛の90%は2週間いないに自然治癒するのです。
悪い姿勢がどうのこうのとか、寝姿勢がどうのこうのとか言う事もよく言われますが、はっきりと証明されたモノはありません。
ということで、ぼくは上記のように出来る範囲で以前と同じ生活を続け、治るはずという信念を持って様子を見ていたらほぼ治りました。
自分の治癒力で治るのに一番問題となるのは社会的、精神的ストレスだと思います。
ストレスがかかると交感神経が刺激され、免疫機能に影響すると言われています。
働き盛りに腰痛疾患患者のピークがあるのはそのためかもしれません。
だから、自分はヘルニアがひどいからとか思い悩むよりは治るはずと思いこむことが重要と思っていました。それでも、部長から手術せな治らんタイプのヘルニアやとか脅されてへこみそうにはなりましたが、聞かないようにしていました。
あと忘れていましたが、栄養的に良いモノを食べるようには気を付けていました。
やはり、現代病の原因は生活習慣病といわれるくらいで栄養習慣も影響すると思います。出来るだけ自然のモノを食べるようにして、グルコサミンだけサプリメントで増やしてみました。
こんな感じで何か参考になりますか?
あんまり整形外科医っぽくない意見かもしれませんが・・・。
(Kojima)

B型肝炎とトレーニングとサプリメント(2002.6)
実はB型肝炎でして、。。。母親からの垂直感染なんですが、でお医者さんが言うには垂直感染の人は、生まれた時からウィルスが体の中にいるので、体がウィルスを敵と考えないで攻撃せず、またウィルスも攻撃されないので、あまり悪さはせず、共存するんだそうです。

で数年前健康診断で、肝臓がちょっと悪くなってることが解って、酒辞めたんですけど酒で肝臓悪くする人は、ほとんど、肝炎持ちなんだそうです。酒か肝炎ウィルスかどちらか片方なら肝臓悪くなりにくいんだそうです。(その頃かなり飲んでました)

で相談というのは、食事とか、サプリメントのことなんですが、酒は飲んでないし、アミノ酸も肝臓に負担をかけるらしいのでプロテインで済ませてます、ビタミンミネラルもとりすぎはよくないらしいんですけど、プロテインの中にも入ってますよね?
トレーニングをやってる事を考えて、どの程度とれば良いかも健康な方とはやっぱり違うと思うんです。
いつも診てもらってる先生に相談したんですが、病気や体はもちろんスペシャリストでも、トレーニングは専門じゃないからはっきり解らないらしいんです。
確かダイエットのページだったと思うんですけど、偽薬で「睡眠薬ですよ」ってうどん粉出しても副作用があるって言うのを読んで、「気にしながらサプリメントとってもよくないな」と思ったんです。
僕もそれほど内科系に詳しくないので自信を持って言うことは出来ませんが、HBVの保因者なら、別に特に生活上に注意することはないんじゃないかと思います。
ただ、肝炎や肝硬変になっている人は、やっぱりきちんと病院で定期的に診てもらうのが大切だと思います。
B型肝炎はC型肝炎に比べて感染力は強いけど、肝臓ガンや肝硬変になるリスクは低かったと思います。
まあ、肝炎になっている患者さんなら肝臓に負担をかけるようなアルコールや薬剤はさけなければならないのは当然と思います。
ウェイトトレーニングで、どれほど肝臓に負担をかけているのかは詳しくは知りませんが、マラソン選手が1レース終わった後には肝酵素のGOT,GPTの値が上昇するとは聞いたことがあるのでエアロビックに追い込むようなことは勧められないと思います。
でも、ウェイトトレーニングは基本的にアネロビックな運動なのでどうかは分かりません。
一般トレーニーには関係ないとは思いますが経口のステロイドとかの薬はかなり肝臓に負担をかけると聞いたことがあります。薬剤って言うのは基本的に肝臓か腎臓で代謝されるのでどちらかには負担をかけるのでその辺も注意しないと行けないと思います。
後、サプリメントについてなんですが肝臓が悪くなるとBCAA(分枝鎖アミノ酸)が減少してAAA(芳香族アミノ酸)が増えるので、治療薬としてBCAAが使われるくらいのでBCAAのサプリメントは良いのではないでしょうか?
とりあえず、それくらいしか言えません。
また、内科の先生にでも聞いてみます。
新たな情報があれば報告させていただきます。
また、何かあれば気軽にお尋ね下さい。あんまり難しいことは言えないとは思いますが。

今日、内科の先生に聞いたところ、肝炎の基本的な食事は高蛋白食だそうです。
でも、肝臓が悪くてなる肝性昏睡はアンモニアが身体にたまるのですが、アンモニアって言うのはタンパク質の代謝産物なのでどうなんだろうと質問しましたが、良い答えはなかったです。
その先生の話では厳密に食事のコントロールの必要はないと言ってました。
運動については、あまり勧められないとしか言われませんでした。
まあ、前話した感じで良いのではないでしょうか?
(Kojima)
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