山田さんからの手紙「週に2回の短時間トレーニング」



山田です。

「週に2回の短時間トレーニング」ですが、理論では無く、実際に多数の方に効果を出している人がいます。
アメリカのケン・レインスターというカイロのドクターで、パワーの世界チャンピオンを何人も育てて、アメリカン・フットボールのプロ達を教えています。
普通の人は、いろいろなトレーニング法を実践するものですが、この人は終始一貫して「短時間トレーニング」です。
また、息子(養子)のケビン・トルバートも12歳から「週に2回、30分以内の短時間トレーニング」のみで、大変な身体と筋力を獲得しています
何しろ、フルスクワットで273キロを30回というのですから、ビックリです。
その後すぐにスティッフレッグド・デッドリフトを205キロで15回したそうです。この2つの種目を連続してやったので、スタミナも大したものですね。
父、ケンの厳しい監視で、ステロイドに触ったことは一度も無いらしいです。
今もステロイドに反対する記事を雑誌や本に寄稿しています。
私のサイト内で内緒で彼を写真を取り込んでいますので、ご覧下さい

http://www.cat.web-shinsengumi.com/~train/kevin.jpg

私の考えではトレーニングの頻度と量は成果に関係ないと思います。
アーノルドは、大量のトレーニングでチャンピオンになりましたが、週に2回程度のトレーニングでも同等以上の身体になっていたと思います
「ジムでトレーニングすること」自体が、大好きだったのではないでしょうか?

ケビンの記事です。(英文)
http://www.hardgainer.com/qna/41qa.html

ケン・レインスター氏について

2回。1回30分。ハイ・インテンシティ。高回数。


ケンは、「マスキュラー・デベロップメント」、「パワーリフティングUSA」、「ハードゲイナー」等の雑誌に記事を寄稿していて、非常に有名な方です。
理論だけでなく、「ハイインテンシティ」トレーニングで、たくさんの弟子を育てています
彼の弟子のパワーの世界チャンピオン達も週に2回試合直前以外は高回数制のトレーニングです。
スクワットを20回とかベンチプレスを12から15回といった感じです

ケンは、「捨て子」で義理の親に育てられました。
それで、自分でも「捨て子」を引き取って、養育しています(自分の奥さんも子供もいますよ)。
すごく偉い人ですよ。
ケビンもその1人で、12歳の時から親子として暮らしました。
だから、ウェイトトレーニングも「週に2回、1回30分程度」だけです。
ある意味で貴重な実験台ですね。
ケビンの身体と筋力を見ると「ほんまにナチュラル?」と疑いたくなりますが(173センチで筋肉質の112キロ)、常に厳しい監視下だったので間違い無いです。
ケビンのトレーニングの例
週に2回、1回30分程度
スクワット、ベンチプレス、ダンベルプレス、チンニング、ディップス、デンベルカール各1セット

筋肉を大量に増やした高校生時代のサプリメント「ツナサンドウィッチとミルク」
週に4から5回の朝のジョギング(2から6マイル)

ケビンのトレーニングの例は、「スクワット、ベンチプレス、ダンベルプレス、チンニング、ディップス、デンベルカールを各1セット」という単純なものです。
ケンと一緒に家の地下室でやっていたので、豪華なマシンは一切無かったのです。
筋肉を大量に増やした高校生時代のサプリメント「ツナサンドウィッチとミルク」です。
週に4から5回の朝のジョギング(2から6マイル)もやっていたそうです。

ケンは、パワーやフットボールの名選手をたくさん育てましたが、ボディビルダーは一人もいません。
弟子のパワーやフットボール選手の中には「ミスター日本なら楽に優勝できそうやな。」という人は多数いますが、誰も出ないようです。
ケン自身が薬漬けのアメリカのボディ・コンテストに拒否反応を持っているのかもしれません。
多数の弟子は、コンテストには見向きもしないようです。

今のアメリカのプロフットボールのウェイトトレーニング
それと今のアメリカのプロフットボールのウェイトトレーニングは、「短時間でスロー」が主体になってきていますよ。
高重量のハイクリーンやベンチプレスの時代は、スポーツ界でも終わりを告げたということでしょう。
スーパー・ボールで優勝したバッカニアーズ
「短時間、スロー、低頻度」です。
プロフットボールも本格的にステロイド検査を導入しているので、注目です


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